センター試験における科目選び(理系向け)
理科について
センター試験において理科は化学基礎、化学、物理基礎、物理、生物基礎、生物から選択することができます。今回はそれぞれの科目の長所と短所を以下にまとめてみました。
化学基礎、化学
暗記と計算が半々くらいではあるが、暗記と計算の関連が一番深い。化学の範囲になると、暗記と計算のどちらが欠けても解けなくなる問題が多い。
物理
暗記2割、計算8割くらい。数学的な思考が必要である。根本的な部分をきちんと理解していないと応用問題に対応できなくなります。逆に、根本的な部分をしっかり理解することが出来れば正確に問題を解くことができるようになります。また、計算結果から正解・不正解がわかる問題が多いのも特徴です。
生物
暗記9割、計算1割くらい。近年、文章理解が必要となる問題の出題が増えてきたため国語の力も必要になりました。
※一科目選択の場合は自分が得意なものを選択するとよいでしょう。二科目選択では、「化学物理」か「化学生物」を選択する人がほとんどで、「生物物理」を選択する人はほとんどいません。学校によっては化学を指定している学校もあるため、「生物物理」を選択する場合は、志望校の受験科目を確認しましょう。
社会について
世界史
一番暗記量が多い。
日本史
世界史の次に暗記量が多い。(世界史の3分の2くらい)
※「日本史」「世界史」は本当に好きな人は選択してもいいと思うが、そうでもない人は、暗記量が多すぎて、メインの理系科目への時間がなくなってしまう可能性があるため、他の科目を選ぶ傾向があります。
倫理・政経
暗記量は日本史の3分の1くらい。倫理は内容にやや癖があるため選択する場合は注意が必要です。
地理
暗記量は倫理・政経の3分の2くらい。
現代社会
暗記量は倫理・政経の半分くらい。
※「倫理・政経」か「地理」を選ぶ人が多く、おおよそ半々くらい。「現代社会」「倫理」「政経」では受験できない学校が多いため注意が必要である