こんにちは。青学ゼミナールの太田です。
今日は、生徒から「どうすれば英語のリスニングができるようになりますか?」という質問を受けました。私自身の少し変わった(?)実体験を交えながら、本質的なリスニング上達法についてお話しします。
リスニングの壁を壊すのは「量」ではなく「〇〇」だった?
英語を一生懸命聞いているのに、なかなか聞き取れるようにならない。そんな悩みを持つ方は多いですよね。実は、かつての私もそうでした。
私が失敗した3つの勉強法
私は中学生の頃から洋楽、特にBeatles(ジョージ・ハリスン)の大ファンでした。全曲の歌詞を暗記するほど聴き込みましたが、不思議なことにリスニング力は一向に上がりませんでした。
その後も、以下のような「定番の勉強法」を試しました。
- NHKのラジオ講座: 毎日真面目に聴きましたが、成果は今ひとつ。
- 洋画(バック・トゥ・ザ・フューチャー): 英語音声で何度も見ましたが、自信を持って「聞き取れる!」と言えるレベルには届きませんでした。
なぜ、これだけ英語に触れているのにダメだったのでしょうか?
転機は「Airbnb」での国際交流
大学生になり、私は自宅の空きスペースを海外旅行者に貸し出す「Airbnb」を始めました。これが私のリスニング力に革命を起こしました。
初めて日本に来るゲストからは、毎日あらゆることを聞かれます。 「キッチンは使っていい?」「おすすめの店は?」「今日はこんなことがあったよ!」時にはアメリカの政治について熱く議論することもありました。
すると、1ヶ月ほどで自然と英語が聞き取れるようになったのです。
リスニングの本質:「完璧に聞く」を捨てる
この体験で気づいたのは、聞き取れるというのは「全ての単語を100%拾うことではない」ということです。
実際には、「強く発音されるアクセント部分を拾い、聞き取りづらい箇所は前後の文脈や経験から脳で自然に補う」。これこそが、リアルなリスニングの正体でした。
今すぐ実践できる!リスニング上達のアドバイス
私の経験を踏まえ、生徒にはいつもこう伝えています。
- 「会話」の場に飛び込む: CDを聴きっぱなしにするのではなく、オンライン英会話など「自分が返事をしなければならない状況」で聴くのが一番効率的です。
- 聞き取れなかった一文を「メモ」して覚える: 「今の何て言った?」と思った表現をその場でメモし、丸ごと覚えます。このストックが増えるほど、聞き取れない表現は確実に減っていきます。
- 聴いた内容を「誰かに教える」: ネイティブの先生や友達に、聴いた内容を(間違っていてもいいので)英語で説明してみてください。「リスニング→アウトプット」のサイクルを回すことで、スピーキングも同時に上達します。
まとめ:リスニングは「アウトプット」で伸びる
リスニングは、ただ耳を貸しているだけの「受動的」な時間ではなかなか伸びません。「自分が使うために聴く」という意識を持つだけで、脳の吸収率は劇的に変わります。
「お気に入りの曲の歌詞を誰かに解説する」 「見た映画のあらすじを英語で話してみる」
そんな小さな一歩から始めてみませんか?