こんにちは。青学ゼミナールの太田です。
算数・数学の成績を左右する大きな要素の一つが「計算力」です。しかし、ただ闇雲に問題を解くだけでは、スピードと正確性はなかなか両立しません。
本日は、多くの保護者様からご相談をいただく「計算能力を効率的に上げるための3つの手法」と、私が実体験から導き出した「理想のステップ」について解説します。
計算能力を劇的に上げる3つのアプローチ
巷にはさまざまな計算学習法がありますが、それぞれに「役割」と「注意点」があります。
1. 【論理を学ぶ】さくらんぼ計算
1年生で習う「繰り上がり・繰り下がり」の理屈を視覚的に理解するための非常に重要な手法です。
- メリット: 数字を分解して考える力がつくため、計算の「仕組み」が身につきます。
- 注意点: 某大手学習教室などでは、この工程を飛ばして「答えの丸暗記」を優先させる場合があります。理屈がわからないまま暗記に頼ると、学年が上がった際にミスが激増する傾向があります。
2. 【スピードを鍛える】百マス計算
計算の処理速度と集中力を高めるための「筋トレ」のような存在です。
- メリット: タイムを計ることで、処理能力と正確性が飛躍的に向上します。
- 注意点: あくまで「すでに計算ができる子」がスピードを上げるための訓練です。計算の仕組みが定着していない段階で無理に行うと、嫌気がさして逆効果になることもあります。
3. 【柔軟性を養う】暗算(あんざん)
手軽で便利な暗算ですが、実は「諸刃の剣」でもあります。
- メリット: 簡単な処理を素早く行える。
- 注意点: 暗算に頼りすぎると、複雑な問題に必要な「筆算(ひっさん)」を軽視しがちです。実は私自身も、低学年の頃に暗算だけで済ませてしまい、小6で筆算を覚え直して苦労した経験があります。「書く手間」を惜しまない習慣作りが不可欠です。
まとめ:ミスを防ぎ、速度を2倍にする「最強の計算ルート」
私が生徒たちにお勧めしているのは、以下の順番で力をつけていくルートです。
さくらんぼ計算(理解) → (暗算で検算) → 百マス計算(加速)
特に強調したいのが、「筆算と暗算の組み合わせ」です。
- まずは「筆算」で確実に解く。
- 解き終わった瞬間に「暗算」で3秒だけ見直しをする。
この「筆算で解き、暗算で即座に検算する」というダブルチェックを習慣化したことで、私自身、計算テストで90点以下を取ることはなくなりました。しかも、制限時間の半分で全て解き終わるほどの余裕が生まれます。
まとめ:計算は「急がば回れ」
計算能力を上げる近道は、「理屈(さくらんぼ計算)」を疎かにせず、「正確な型(筆算)」を身につけ、その上で「スピード(百マス計算)」を磨くことにあります。
「うちの子、計算ミスが多くて」 「いつもテストの時間が足りないみたい」
そんなお悩みをお持ちの方は、今お子様がどのステップで躓いているのか、一度チェックしてみてください。わからない場合は、いつでもお気軽に青学ゼミナールまでご相談ください!