英文読解の第一歩!
「単語はわかるのに、一文が長くなると意味が取れない…」 「なんとなく雰囲気で英文を読んでしまっている…」
そんな悩みを抱える高校1・2年生や、やり直し英語に取り組む社会人の方に自信を持っておすすめするのが、西きょうじ先生の名著『英文読解入門 基本はここだ![改訂版]』です。
1. 『基本はここだ!』のレベルと対象者
本書のレベルは、英検3級〜準2級程度の基礎学力がある方に最適です。
- 高校1・2年生: 定期テスト対策から模試対策への橋渡しに。
- 受験生: 難解な参考書(『ポレポレ』など)に挑む前の土台作りに。
- 社会人: 基礎的な文法はわかるけれど、読むスピードが上がらない方に。
著者の西きょうじ先生といえば、超上級者向けの『ポレポレ英文読解プロセス50』が有名ですが、あちらは偏差値65以上の難関校向け。まずはこの「基本」を完璧にすることで、難関大への道筋が見えてきます。
2. 他の参考書にはない「本質的」な解説
本書の最大の魅力は、暗記に頼らない「本質的な文法理解」です。
例えば、多くの参考書で流されがちな「動名詞(-ing)」と「to不定詞」の名詞的用法の違い。本書では以下のように明快に解説されています。
- 動名詞(-ing): 「過去」の経験や、「反復・継続」のニュアンス
- to不定詞: 「未来」の志向や、「一時的・具体的」な性質
このように「なぜそうなるのか?」という感覚を言語化してくれるため、読解の精度が飛躍的に高まります。
3. 学習効果を最大化するポイント
本書は「基本」と銘打っていますが、「英文法の基礎(中学〜高1レベル)」が抜けている状態だと効果が半減してしまいます。もし読んでいて全く理解できない場合は、一度薄い英文法の問題集を1冊仕上げてから戻ってくると、驚くほど吸収が早まります。
また、巻末には「例文一覧」が掲載されています。 一通り理解した後は、これらの例文を暗唱・シャドーイングするのがおすすめ。残念ながらCDは付属していませんが、自分の声で繰り返し唱えることで、英語の語順が脳に定着します。
まとめ:一文を正確に読む力が「速読」を作る
「速く読みたい」と焦る人ほど、まずは「一文を正確に読む」訓練が必要です。 『英文読解入門 基本はここだ!』は、そのための最短ルートを示してくれる1冊です。この1冊を終えたとき、今までバラバラだった単語の羅列が、意味を持った「文章」として見えてくるはずですよ!