「受験やめたい」という言葉の裏にあるもの
小5・小6になった頃、突然「もう受験やめたい」と言い出す子どもは少なくありません。この言葉を聞いた保護者の多くは、焦り・怒り・悲しみが入り混じった複雑な感情を覚えます。しかし、この言葉には子どもからの重要なサインが含まれています。感情的に反応する前に、まず「なぜそう言い出したのか」を丁寧に掘り下げることが大切です。
「やめたい」と言う理由は大きく4つ
① 勉強が追いつかず自信を失っている
模試の点数が下がり続ける、塾の授業についていけない、宿題が終わらないという状況が続くと、「どうせ自分には無理」という無力感から「やめたい」という言葉が出てきます。この場合は「やめる・続ける」ではなく、勉強の方法や量を見直すことで改善できる可能性があります。
② 遊びや友達との時間が少ないことへのストレス
受験勉強が生活の大半を占めることで、友達と放課後に遊べない、ゲームや趣味の時間がほぼない、という状況に限界を感じるケースです。子どもらしい時間が極端に少なくなっていないか見直しが必要です。
③ 親のプレッシャーに疲れている
「絶対に合格しなきゃいけない」「失敗は許されない」という空気が家庭に漂っていると、受験自体への嫌悪感が生まれます。受験を楽しめなくなっている場合は、親子のコミュニケーションの質を見直す必要があります。
④ 本当に受験への意欲がなくなっている
そもそも最初から子ども自身の意志で始めた受験ではなく、親に言われて渋々取り組んできたというケースもあります。この場合は、受験を続ける意味について親子でゼロから話し合う必要があります。
親がやってはいけない3つの反応
① 頭ごなしに否定する
「そんなこと言わないで!今まで何のためにやってきたの!」という反応は、子どもの気持ちを完全に否定することになります。子どもは「自分の気持ちをわかってもらえない」と感じ、親に相談することをやめてしまいます。
② すぐに「じゃあやめよう」と決断する
逆に「そう言うならやめればいい」と即断するのも問題です。一時的な感情からの発言の可能性もあり、本当にやめることが子どもにとって最善かどうかは、もう少し時間をかけて確認する必要があります。
③ 「あなたのためを思って」と自分の気持ちを押し付ける
「私がどれだけ犠牲にしてきたか」「あなたの将来のためを思って」という言葉は、子どもに罪悪感を植え付けるだけで、問題の解決にはつながりません。
代わりにやるべきこと:まず「聞く」
子どもが「やめたい」と言ったら、まず「そうか、何かつらいことがあったの?」と穏やかに聞くことから始めましょう。否定も肯定もせず、子どもが話したいことを話せる雰囲気を作ることが最初のステップです。
子どもの話を聞いた上で、やめる理由が「一時的な感情」なのか「本質的な問題」なのかを見極め、必要に応じて塾の先生と連携することも有効です。
やめる・続けるの判断基準
最終的には「子ども自身が受験を通じて何かを得たいと思っているか」が判断の軸になります。目指す学校への憧れや「この学校で〇〇がしたい」という具体的なビジョンがある場合は、一時的なスランプとして乗り越えられる可能性が高いです。一方、そもそも目標が曖昧なまま続けてきた場合は、目標の再設定から始めることが有効です。
青学ゼミナールへの相談
東中野の青学ゼミナールでは、受験勉強に行き詰まった生徒の学習方法の見直しをサポートしています。「サピックスについていけなくなった」「勉強の量が多すぎてつらい」という相談も多く受けており、個別指導で勉強の仕方から立て直すことで、再び前向きに取り組めるようになった生徒も多くいます。
まとめ
「受験やめたい」という言葉は、子どもからの重要なサインです。感情的に反応するのではなく、まず子どもの話を聞き、原因を探った上で「続ける」「やめる」「方法を変える」を冷静に判断することが大切です。
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